先週は盛りだくさんの週でした。
木曜日、僕に取って大変大事なバンドBophanaのライブが数年ぶりにPraca11行われた。
ブラジル料理屋であり、ライブハウスでもある青山のPraca11というお店は、ブラジル音楽をやる人々にとってあこがれの地である。僕が初めてPraca11に行ったのは学生時代、当時saigenjiさんが所属していたBASTANTEというめちゃくちゃカッコいいバンドを観に行ったとき(いつかまたやってくれないだろうか…)。
その当時はまさか自分がそのステージに立てるとは思ってもいなかった。
なにせ当時の僕の将来の夢には、プロのミュージシャンなんていう選択肢は全くなかったのである。
職業としての音楽を意識し始めたのはもう20代半ば、Bophanaが始まった頃あたりだった。
吉祥寺のcafe fleurantというカフェで月に一回、投げ銭のライブを始めた。これが人生初のギャラだったと思う。
それまでの僕は、コードとか、小節とかそういう概念がほとんど無かった。
それらはベースの織原くんがすべてを教えてくれた。
里香ちゃんという素晴らしいフロントがいて、歌うようにベースを奏でる織原くん。僕の取り柄は、リズムしか無かった。
今更普通のギタリストと同じことをやっても追いつけるはずもないし、僕はとにかくリズムだけに専念することにして、一日のほぼ大半を荒川の土手でリズム練習に明け暮れたのであった。
そんな甲斐あってか、TONEという素晴らしい事務所と出会い、とんとん拍子にデビューすることになり、念願のPraca11のステージに立つことが出来た。
毎月2ステージ、内容をなるべく変えて…というのは大変だったけど、たくさんの出会いを与えてくれたし、ステージに立つ面白さや恐怖、とにかく色んなことを学ばせていただきました。
しかしながらBophanaはいつしか活動休止となり、僕らは個々にPraca11のステージに立つことはあっても三人でのステージは無くなってしまった…
Bophanaをやめて自分のバンドやソロをはじめて、ホームグラウンドがあることのありがたみを嫌というほど思い知りました。
本当にPraca11には可愛がっていただきました。僕の音楽人生の大きな礎のひとつです。
なにやらとりとめの無い文章になってしまいましたが…Praca11には、本当に感謝しております。
31周年、おめでとうございます!
Bophanaの久しぶりのライブ、めっちゃ楽しかったです。
あまりの楽しさに写真も撮り忘れました。
来てくれた皆さま、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
少しずつ、恩返しさせてください。
なお
Praca11は今月いっぱい、30+1周年のスペシャル月間 として、スペシャルライブ盛りだくさんです。
あの素晴らしい雰囲気を、是非味わってほしいです。
http://www.praca11.net/