畠山美由紀さんバースデイライブについて

一昨日の自由学園明日館での美由紀さんのバースデイライブ、大変充実の内容になりました。


本番の蓋を開けてみればリハをはるかに凌駕する内容となり本当に嬉しい限りでした。
美由紀さんの歌唱の素晴らしさはもちろん、4人のギタリストそれぞれの世界観が交わっては離れ、美由紀さんの歌と溶け合うというなんとも官能的な2時間でした。
ご来場いただいた皆さまはもとより、スタッフチーム、カウアンドマウスの皆さまに心より御礼申し上げます。


そして笹子重治さん、藤本一馬くん、羊毛こと市川和則くん。
彼らは日毎変わる猛獣的フロントマンの要望に応えながら、己の隠しきれない熱い個性をステージに織り交ぜる日々を数十年続けてきた兵たちです。
もともとの音楽的なルーツはあったであろうものの、いつしか手本のない道を手探りで突き進む開拓者、求道者となって生き延びてきたと思います。
ギターという楽器の面白さはクラシック楽器のような明確な育成メソッドを経ずとも演奏できるという点に尽きると思います。
一昨日のショーではそれぞれの持ち場で静かに、あるいは熱くたった一本のギターで空間を支配しておりました。

ギターそもそも非常に音量の小さい楽器です。
大きな会場はもちろん、小さなリハスタでさえ増幅する装置が必要となります。
手元の楽器からミキサーに送るところから各自の哲学が問われており、4者それぞれが個性的な音色を奏でておりました。

自分は学生時代から美由紀さんはもちろん、彼らギタリストのステージや音源に少なからず影響を受けながら活動を続けてまいりました。
それから20余年を経た現在、美由紀さんのバースデイというめでたい場面で彼らと一緒に演奏できたこと、本当に光栄に思います。

皆さま、是非今後も我々の活動を見守ってください。
私も引き続き精進してまいります!

…なお、美由紀さんとはデュオの公演がいくつか決まっております。
10/1…広島西条公会堂
11/12…取手ju-tou (音響 内田直之)
いずれも僕にとって馴染み深い会場です。
詳細はスケジュールからご確認ください!

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